二日酔いの揺れる頭で出勤したある日の朝。会社に着くなり、社長から呼び出し。理由は概ね察していた。嫌な予感がみごとに的中。「会社の金を横領している奴が居るので、証拠を取って来い」との事。横領と言うか会社の金に直接、手に付けている訳では無いのだが。会社の利益を黙って個人流用している事件だ。いつかは、絶対にばれるのは必至なのにチョット調子にのり過ぎたなぁ。いつか、こんな日が来ることは分かっていたし、犯人の想像も付いている。しかし、そいつとはかれこれ20年の付き合い。違う奴にやらせてくれとも言えずに引き受けるが、おかげで二日酔いは覚めてしまったが、違う意味でもっと頭が揺れ出した。